ブログ「マネサピ」を運営してます「ゆーきっちゃん」です!今回ご紹介する『IPOトレード入門』は4名のトレーダーによるIPO銘柄のトレード手法に関する研究をまとめたもので、この本は変動が激しい大化けする銘柄を失敗せずに取引して利益を得る手法が紹介されています。
高いパフォーマンスを発揮するための手法が紹介された素晴らしい本となっていますので参考にする手法を少しご紹介したいと思います。
IPOとは
IPOとは、Initial Public Offering の略語で、日本語では『新規公開株』と言います。具体的には 株を投資家に売り出して、証券取引所に上場し、誰でも株取引ができるようにすることをIPOと言います。
IPO銘柄2つのフェーズ
研究チームはIPO銘柄は2つのフェーズで上昇することを発見しました。
- IPO-AP(IPOアドバンスフェーズ)
- I-AP(機関投資家アドバンフェーズ)
2つの上昇フェーズを詳しく見ていきましょう!
IPO-AP
IPO-AP(IPOアドバンスフェーズ)とはIPO直後の最初の上昇で、大抵は20週以内の短い期間で終わります。研究によると、このフェーズで最大の利益を得るには、短期から中期の売却ルールが適しています。また、このフェーズでは株価が20~100%かそれ以上上昇することがあります。
IPO-AF(アドバンスフェイリヤー)このフェーズでは株価は上昇した時と同じ速さで下落するのが特徴的で、上昇時のピークから40%以上下げIPO時の初値すらも下回ることがあります。結果として大きな含み益を損失に変えてしまうこともあります。
IPO-APの後にIPO-AFになることがあるので要注意です!
IPO-AFになったもの、ならなかったものどちらもある時点で成熟して成長に転じる可能性があります。この、成熟して成長に転じる期間をI-DDP(機関投資家デューデリジェンスフェーズ)と言います。
I-DDP
このフェーズは、横ばいから下降気味の動きが長く続くなかで、投資家を疲弊させてふるい落としをします。しかし、このフェーズが終わりを迎えると銘柄によっては流動性が多くなります。
このフェーズは注視しておく必要があります。このフェーズが終わると最初の熟成ベースが形成されてそれをブレイクアウトすると買い集めが進んでいる可能性が高くなります。I-DDPの終りに近い銘柄の多くは、上昇を始めても高値圏で数か月間のもみ合いで止まることがあります。これを乱気流ゾーンと呼びます。
I-DDPが終わり熟成ベースをブレイクアウトして乱気流ゾーンを上抜けば長期的に保有するべきです。
I-AP
I-DDPが終わり、熟成ベースをブレイクアウトして乱気流ゾーンを上抜けたら、このフェーズは高い利益を生み出し、ライフサイクルの中でも長く低ボラティリティの段階となります。これが、I-AP(機関投資家アドバンスフェーズ)です。
研究の結果、中期から長期に保有すると利益率が最大になります。このフェーズは株価が大きく上昇する段階であり、超成長株の多くは、株価が大きく上昇する前に長期のI-DDPを通ります。
I-DDPの時期はいつ株価がブレイクアウトするか注視しよう
IPO-AP | I-DDP | I-AP |
IPO後、最初の上昇 (たいていは短期) | IPO-APかIPO-AFが終わった後 の長期的な横ばいから下げの揉 み合い(数か月から数年) | I-DDPのあとの熟成ベース からの上昇(ライフサイク ルの中で最も長く続く段階) |
I-DDPの時期は長期になるため投資家は疲弊したり観察やめてしまいます
超成長株の研究
IPO銘柄には以下の6つのライフサイクルパターンがあります。
『遅咲き』ライフサイクルパターン
IPO後に上昇しますが、エンストして下落そこから数ヶ月〜数年の長期の横ばいで投資家達を疲弊させてふるい落とします。
その後、熟成ベースをブレイクして、I-APのフェーズで長く低ボラティリティで高い利益の上昇トレンドを形成していきます。
バンプ&ダンプのサイクルパターン
鳴り物入りでIPOしたが、IPO直後から下落します。その後、初値を下回って数ヶ月〜1年以上揉み合い熟成ベースをブレイクアウトして、I-APのフェーズで上昇開始します。IPO直後に初値を下回り下落するので、新人投資家がカモられる危険なパターンです。
段階的上昇のライフパターン
IPOベースから20%以上最低でも上昇していきます。その後、複数のベースを形成していきます!ここで、注目ポイントは、それまでのベースを下抜けないことです。段階が進むにつれて利益は徐々に増えていきます。
メリットとしては、ボラティリティ(変動)が低く、調整の下落があってもポジションが維持しやすいです。また、買いポイントからある程度の値幅を与えてくれるので持ち続けることができます。
ロケットのライフサイクルパターン
ロケットの打ち上げのように、IPOベースからすぐに上昇を開始します。
IPOベースを下回ることなく、上昇を続けるので途中でポジションを立てるのが非常に難しいです。また、新人投資家は高値で購入してしまいその後の下落で大幅な含み損を抱える可能性があります。
一発屋のサイクルパターン
一発屋のパターンは、爆発的に上昇しそのあとにIPOの初値を下回ります。利益を得るには、素早く動き利益が立ち消える前にある程度の利益を確保する必要があります。
失望のライフサイクルパターン
IPO後にすぐ下落して初値を下回ります。そのごIPO時の初値に戻るまで何年もかかります。ただし、失望パターンが上昇銘柄になる希望はあります。会社の自己改革がなされると下落トレンドから脱出して上昇銘柄になる可能性があります。
まとめ
IPO銘柄のライフサイクルには6つのパターンがありますので覚えておきましょう!
- 遅咲き
- バンプ&ダンプ
- 一発屋
- ロケット
- 段階的上昇
- 失望
超成長株は1銘柄でも上手にトレードできれば人生変えるトレードになります
1つでもいいから超成長株をライフサイクルの初期でに見つけて正しくトレードして人生を変えられるような利益を上げましょう♪
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