どうも、ブログ『マネサピ』を運営しています『ゆーきっちゃん』です。今日は金持ち父さんでおなじみのロバート・キヨサキ著『金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント』をご紹介します。
皆さんはお金に対して何の不安もないような状態「経済的な自由」ということを考えたことはあるでしょうか?私はあります。この本は将来の自分を考える上でとても重要な一冊だと読んで思いました。
私が個人的に重要と感じた部分をまとめましたので、是非最後までご覧ください!
キャッシュフロー・クワドラントとは何か
キャッシュフロー・クワドラントとは4つから成り立っています
下図のような四つのクワドランド(円を四等分したもの)から成り立っています。
- E・・・従業員
- S・・・自営業者
- B・・・ビジネスオーナー
- I・・・投資家
私たちはみんな、少なくとも1つに属しています。何処に属しているかは、お金がどこから入っいるかによって決まります!
この本では2人の父さんが出てきます。高い教育を受けた実の父『貧乏父さん』と実業家として成功している『金持ち父さん』です。
高い教育を受けた父:貧乏父さん
学校に行っていい成績を取り、安定した仕事を見つけるんだ
会社で成功を収め社会的地位を上げていったが、父が家族と過ごす時間は少なくなっていった。家を購入し、収入が増えると同時に借金も増えていった。だから、さらに頑張って働いた。気が付いてみると高い所得税を支払っていた。
投資家として成功した父:金持ち父さん
学校に行って卒業したら、ビジネスを立ち上げ、投資家として成功 しろ
金持ち父さんは友人の父で資産家として収入を増やしていった。成功を収めるほど自由な時間は増えていき、支払う税金は少なくなっていった。
作者は金持ち父さんから様々なことを学びました。これから金持ち父さんの教えを学んでいきましょう
君はクワドラントの右側か左側か
お金を作り出すためにはお金もいらないし、いい学校で高い教育を受ける必要もない。人生で成功を収めた人の多くは、大学を卒業する前に辞めている。必要なのは、夢と強い意志、短期間で学ぼうとする意欲、そして、神様から与えられた資産を適切に使う能力と、自分の収入をキャッシュフロー・クワドラントのどこから生み出したらいいか見極める能力だ。
金持ち父さん
ドキッとくる言葉ですね。クワドラントが違えば人間も違います。4つクワドラントの人達の特徴を見ていきましょう。
①E-従業員
安定・充実した福利厚生という言葉が大好きです。恐怖を感じると安定を求める言葉を使います。
恐怖を感じるのは絶対ヤダよ、だから安定を求めるよ
②S-自営業者
筋金入りのSは自分の収入を他人に依存するのを嫌がります。完璧主義者が多い人には任せません。Sタイプの多くの人が他人を雇ったり教育することに熱心ではないのは、仕事を覚えた人が最終的に競争相手になるからです。だから、一人で働き何でも自分でやります。
恐怖は自分自身で処理するために真正面からぶつかるぜ
③B-ビジネスオーナー
Bは、E・S・B・Iの4つのクワドラントから優秀な人材を集め、自分の回りを固めておきたいと思います。また、ビジネスオーナーには、リーダーシップ(他人の力を最大限に引き出す能力)が求められるます。
仕事は優秀な人材に任せて余計なことを考えず、もっと大切なこと考えます。
④ I-投資家
お金でお金を作り出す能力があります。また、お金が自分の代わりに働いてくれるので、自分で働く必要はありません。
お金が富と変化するのはここだけよ
どのクワドラントにいても最終的には『I-投資家』に来なければならないぞ
お金持ちは収入の70%を投資(I)から、残りの30%を給料(E)から得ています
クワドラントによって収入の生み出し方が違う
- E-従業員:雇われて働いてくれている
- S-自営業者:自営して自分で稼いでいる
- B-ビジネスオーナー:自分のために働いてくれるビジネスシステムと従業員を持っている
- I-投資家:お金が自分のために働いてくれる
クワドラントによって収入の生み出し方が違いますね
『お金持ち』と『中流以下の人』の収入の違いは以下の通りです。不動産や株などの有形資産から生み出される不労所得が支出を上回るようになってはじめて裕福と言えるようになります。
因みに、不労所得とは働かなくても自動的に入るお金のことです。つまり、労働しないで得る所得のことです。
お金持ちの収入はこうなっている
中流以下の収入はこうなっている
従業員としての収入か、投資家としての収入かで違いが出てますね
投資家の五つのレベル
金持ち父さんは投資家には7つのレベルがあると言っています。
投資家にはレベルがあるぞ
自分に当てはめてみよう!あなたはどの投資家レベルかな?
《レベル0 投資すべきものを全く持ってない人》
お金を全く持っておらず、稼いだお金をすべて使ってしまう人。成人の半数はこのレベルです。
《レベル1 お金を借りる人》
お金に困ると借金で解決しようとするひとです。また、投資用のお金を借りることもよくあり、こ のレベルの人は、お金があるふりをします。
《レベル2 お金を貯めてから使う人》
いくらかのお金(少額)を貯めています。そしてお金を普通預金など、低リスク・低収益の金融商品にしている。インフレ時代にお金を貯める人は、結局損をしてしまいます。
《レベル3 賢い投資家》
このタイプに属する投資家には3つのタイプがあります。
・レベル3-A 【めんどくさがり屋タイプ】
ただお金を眠らせておくだけで退職後のプランなど立てていません。ファイナンシャル・プランナーに言われるがまま分散投資し、退職後に初めて成果を知ります。
・レベル3-B 【すね者タイプ】
知識は十分にあるが、多くのものが危険に見えてしまい、慎重になりすぎて好機を逃してしまいます。このタイプの最大の問題は、周囲に恐怖を植え付けることです。先入観にとらわれ、頭を柔軟に働かせられないのが特徴的です。
・レベル3-C 【ギャンブラータイプ】
このタイプの人は、慎重さが足りないためすべて運に任せます。彼らはいつも「極意」を探していて、投資に関して学ぼうとしない怠け者にすぎません。
《レベル4 長期的投資家》
投資に関する決定に自分で積極的に参加し、自分の目標を達成するために長期計画もしっかり立てています。また、教育への自己投資をしっかりしていて、定期的に投資するメリットも知っています。また、それを実践して可能な限り節税策を取って投資します。そして、一番重要なのは有能な資金運用の専門家にアドバイスを求める点です。
《レベル5 洗練された投資家》
このレベルの投資家は、攻撃的でリスクの大きい投資をするだけの余裕があります。なぜなら、彼らはお金に関する良い習慣をすでに身につけていて、しっかりした財産基盤を持っていて、投資のための知識も充分持ち合わせているからです。自分のためにお金を働かせる方法をしっていて、子供たちにも情報を伝えることが多いです。
《レベル6 資本家》
このレベルの投資家は、ほぼいません。「I(投資家)」として優れているだけでなく「B(ビジネスオーナー)」としても優れています。また、他人の才能やお金を使って、自分達だけでなく他人の為にもなる投資を作り出します。真の投資家は、投資を生み出しそれを市場で売り、他人が買う投資を生み出します。
私の投資家レベル低くてがっかりしました
落ち込まないでください!まず自分のレベルを知ることが洗練された投資家への第一歩です
- 投資家レベル0:投資すべきものを全く持ってない人
- 投資家レベル1:お金を借りる人
- 投資家レベル2:お金を貯めてから使う人
- 投資家レベル3:賢い投資家
- 投資家レベル4:長期的投資家
- 投資家レベル5:洗練された投資家
- 投資家レベル6:資本家
クワドラントの右側で成功するためには
ますは、ヨチヨチ歩きからはじめてみましょう
一歩の歩幅が広ければいいものではありません。そこに到達するまでの歩数や、目指す方向、それにかける年数などが大事なんです。下記には、貧乏人がお金持ちになるための特質と、金持ちが貧乏人になる特質をざっと私なりにまとめてみました。
貧乏人がお金持ちになる特質
- 長期的な投資とプランを持っている
- 後になって報われることが肝心だと思っている
- 「複利の力」を自分に有利に利用する
金持ちが貧乏人になる特質
- 短期的な見通ししかもっていない
- すぐに満たされることを望んでいる
- 複利の力をマイナスの方向に向かわせる(借金)
ここで、『貧乏人』『中流な人』『お金持ち』のキャッシュフロー(お金の流れ)を図で表しました。お金の心配を無くしてくれるのはお金ではなくてキャッシュフローなんです。
貧乏な人のキャッシュフローは、収入から支出としてすべて出てしまっています
収入はほとんど負債から支出として出てしまっていますね
負債は主に車や家のローンです
資産から収入が入ってきている状態で働かなくても収入があります
では、クワドラントの右側に行くためにはどうすればいいでしょうか?次から見ていきましょう。
クワドラントの右側に行くための7ステップ
ステップ1 自分のために働くことを考える
1.お金の出入りを管理する
自分の人生を自分でコントロールし、自分がやるべきことに多くの時間を費やすことが第一歩です。
2.目標を設定する
自分の経済状態について、5年後の長期目標と、12カ月後の短期目標を立てて目標達成した後の自分をイメージしましょう。
ステップ2 キャッシュフローを管理する
きみの負債は、他の誰かの資産だ
金持ち父さんは、合法的な二重帳簿の原理をイメージすることが大切だと本書では書いてあります。
・あなたの「負債」は誰かの「資産」
・あなたの「収入」は誰かの「支出」です
また、金持ち父さんは金持ちになるためにはファースト・トラック(高速車線:お金増える最速の手段)に乗るべきで、ラット・レース(イタチごっこ:お金が増えないループ)から抜け出さなければいけないと言っています。
下の図を見てください。
あなたの得た収入は、ファースト・トラックから借りたローンの支払いに消えていきます。支払われたローンはファースト・トラックの収入となります。そしてあなたは、ローンの支払いが終わると次のローンを組み一生ラット・レースから抜け出すことはできません。
このラット・レースから抜け出すために以下のことを気を付けようと私は本書を読んで思いました。
あなたも、ラット・レースを抜け出してファースト・トラックへ乗り移りましょう
〇自分に支払う
パーセンテージを決め、外から入ってきた収入の一部をまず差し引き、投資用の貯蓄口座に預けましょう。
〇個人的な負債を少なくする
- クレジットカードは1.2枚残して無くす。長期の借金を無くす。
- 給料を全部使ってしまわずに、2万円前後のお金を残すようにする
- 2万円を支払いのたまった1枚のクレジットカードの返済に回す
- 1つのクレジットカードの支払いが終わったら、次のカードへ回す
- 消費材購入によって生じた未払残高の返済が終わったら、同じ方法で車、住宅ローンの返済に取り掛かる
- 借金をすべて返済し終わったら、投資のためにとっておく。そして、それを使い資産の欄を増やしていく
ステップ3 本当に危険なのは何かを知る
投資は危険だ・・・
投資は危険ではない無知であることが危険だ
金持ち父さんは、「ファイナンシャル・リテラシー」と「ファイナンシャル・インテリジェンス」が大切だと言っています。この2つの力をつけてお金の能力を伸ばすことが大切です。
ファイナンシャル・リテラシー:お金に関する数字を目で見て、読みこなす能力
ファイナンシャル・インテリジェンス:お金や労働を、キャッシュフローを生む資産に変える力
「出ていくお金」のために一生懸命働かないようにしましょう
ステップ4 どんな投資家になりたいか決める
・Cタイプの投資家・・・無関心な投資家
何かあると「私は知らない」と答えてしまいます。興味を持つことからはじめましょう。
・Bタイプの投資家・・・答えを探す投資家
いますぐ複数のファイナンシャル・プランナーと会って、面接をしましょう。
・Aタイプの投資家・・・問題を探す投資家
引き起こされた問題にいつも注視し、問題解決能力が伸びるのに伴って大きな富が入ります。
ステップ5 よき師を見つける
よき師とは何が重要で何が重要じゃないかをあなたに教えてくれる人である
手本となる人、反面教師となる人を探し、その人から色々学びましょう。また、間違えやすいのが、その人の結果のみをマネしてはいけません。大切なのは、その人がその結論を出すまでに至った経緯に視点を向けることです。
そして、あなたの周りにいる人たちがあなたの未来の姿だということを覚えておきましょう。自分が多く時間を過ごす人達が属するクワドラントが将来自分が所属したいクワドラントに収まっているかどうかを必ず確認してください。
ステップ6 失望をバネにする
失望させられる準備をしておきなさい
成功の大きさは、それを望む気持ちの強さ、夢の大きさ、それを達成するまでに経験する失望の仕方によって決まります。「失望をバネにして成長できるか」これが大切です。
行動して間違いを犯しましょう!一番大切なのは行動することです。少しでもいいからお金を貯めて投資に回しましょう。
ステップ7 自分を信じる
・鏡は心を映し出す
私たちの考えていることも鏡は映し出します。心奥底にあるこの考えや評価は、外見よりずっと大きな意味を持っています。
・言葉に現れる真実
人間は、感情面で大きな葛藤があるときに本音が出ます。
・言葉は本音を映し出す
言葉は、その人が自分についてどう考えているかを映し出します。特に腹の底、自分の心、魂から出る言葉に注意してほしいです。
・新しい世界が開ける
前進するために必要なのは、自分の心の中にあります。自分自身に対する批判や意見を受け入れ、それとともに生きていきましょう。自分自身に対する考え方を決められるのは他の誰でもない、あなたです。
クワドラントの右側に行くための7ステップ
- 自分のために働くことを考える
- キャッシュフローを管理する
- 本当に危険なのは何かを知る
- どんな投資家になりたいか決める
- よき師を見つける
- 失望をバネにする
- 自分を信じる
まとめ
キャッシュフロー・クワドラントは以下の4つ
- 従業員:リスクを取らずに安定を好む
- 個人事業主:自由と裁量を好む
- ビジネスオーナー:人を雇ってビジネスモデルを所有する
- 投資家:ビジネスモデルに投資してお金に働かせる
クワドラントの左側では時間の自由は得られません。右側に行けるように努力しましょう。
投資家のレベルは0~6レベル
投資家レベル0:投資すべきものを全く持ってない人
投資家レベル1:お金を借りる人
投資家レベル2:お金を貯めてから使う人
投資家レベル3:賢い投資家
投資家レベル4:長期的投資家
投資家レベル5:洗練された投資家
投資家レベル6:資本家
クワドラントの右側に行くための7ステップ
- 自分のために働くことを考える
- キャッシュフローを管理する
- 本当に危険なのは何かを知る
- どんな投資家になりたいか決める
- よき師を見つける
- 失望をバネにする
- 自分を信じる
従業員として生きるのが当たり前になっている人が多いですが、、他のクワドラントの存在を知るだけでもお金に対する価値観が変わります。「もっと副業で稼ぎたい、資産運用をスタートしたい」そんな人の背中を後押ししてくれる一冊です。