ブログ「マネサピ」を運営している「ゆーきっちゃん」です。初心者でも簡単に資産形成できると人気の税制優遇制度「NISA(少額投資非課税制度)」が見直され、令和6年(2024年)から新NISA制度が始まります。今回は、2024年からスタートする新NISAについて、導入背景やそのしくみ、特徴についてわかりやすく解説したいとおもいます。
NISA制度についてよくわからない方は「第51回 NISA制度をわかりやすく完全解説」をチェックしましょう!
改正のポイント
令和2年度税制改正で、NISA制度全体の見直しが実施されました。改正のポイントとしては、以下の3つになります。
各制度ごとに確認していきましょう
一般NISAは2階建てに変更
主な変更点は3点ですので覚えてしまいましょう
1. 期間が5年間延長される
現行の一般NISAの投資期間は2023年までですが、2024年から5年間延長され2028年までとなります。
2. 2階建てに変更され年間の投資上限金額がUP
【1階部分】
「安定投資」を行なう商品で年間20万円まで5年間非課税で投資ができます。
【2階部分】
原則NISAと同じ商品で年間102万円まで5年間非課税で投資ができます。
※現状の一般NISAの投資額は年間120万円でしたが、「新NISA」の投資額は1階、2階を合わせると年間122万円となり、5年間で最大610万円となります。
3. 1階と2階で投資できる商品が違う
【1階部分】
1階部分はつみたてNISAと同様の、積立・分散投資に適した一定の公募株式投資信託等が投資対象。
※多くの人が積立・分散投資を通じて、安定的な資産形成をできるように、いずれも金融庁の厳しい条件をクリアした商品に限られています。
【2階部分】
上場株式や投資信託に投資することができますが、2階部分は、一般NISAから高レバレッジ投資信託など安定的な資産形成に不向きな一部の商品を除くこととされました。
※原則として、1階部分の投資をしないと2階部分の投資はできません。ただし、すでにNISA口座を利用している人は、申請すれば2階部分の投資だけ(対象は上場株式のみ)投資することが可能になります。
つみたてNISAは5年間延長
現行の制度内容を維持し、口座開設可能期間が令和24年(2042年)まで5年間延長になります。
ジュニアNISAは制度廃止
ジュニアNISAについては、新規の口座開設が2023年までとされ、2024年以降は新規購入ができなくなりました。しかし、令和6年(2024年)以降は払出し制限がなくなるため口座開設者本人である子や孫が、18歳未満でも源泉徴収されずに払出しが可能になります。
2024年以降に払出し制限がなくなるため、使い勝手が良くなりましたね
まとめ
NISA制度の改正点を抑えて口座を開設し、非課税枠を活用して少額から資産運用始めてみてはどうでしょうか?まずは、一歩から踏み出してみましょう♪
今だけ、簡単なクイズに正解すると最大3,000円相当の資金がタダで貰えちゃう…