ブログ「マネサピ」を運営しています「ゆーきっちゃん」です。第59回 投資信託とは初心者にわかりやすくやさしく解説で投資信託の全体像を学んだと思います。
今回は投資で失敗しないためにも、投資について知っておいてほしい基本的な心得を知っていきたいと思います。
前回の復習を簡単にしていきましょう
前回の復習
投資を始める前の事前チェック
投資を始める前に事前にチェックしてほしい項目は以下の3点です
- 緊急時の生活防衛資金は確保できてるか(生活費の3~6か月)
- 毎月の収支に余裕はあるか
- 一時的な株価の下落に耐えることができるか
すべて満たせている方は投資でお金を増やすことを考えましょう。チェックが2以下の人は投資の勉強をして生活防衛資金の確保に努めましょう。
前回、自分が投資に向いているか事前チェックしましたね
投資に使っていいお金とダメなお金
投資するお金は、余裕資金や老後のための資金になります。前回は以下の3種類のお金から、どんなお金が投資していいお金なのか確認してきました。
- 生活防衛資金
- 教育資金
- 余裕資金・老後資金
【生活防衛資金(×)】
投資への資金としての活用はNGです。日常の生活費や病気や失業など予期せぬ出費に備えるお金です。生活防衛資金は生活費の3~6か月は確保しておきましょう。この資金は、銀行預金に預けておいて迅速な対応ができるようにしておきましょう。
【教育資金(△)】
投資への資金としての活用はNGです。子どものための教育資金は現役として働いている間の大きな支出の資金ですので気を付けましょう。この資金は低リスクで元本が保証されている個人向け国債などの投資なら問題ありません。
【余裕資金・老後資金(〇)】
すぐに使う予定のない余裕資金や、10年以上先に必要なリスクをかけて増やしたい老後資金に最適です。この資金は、株式や投資信託を活用して投資していきましょう。
大切なポイントですのでしっかりと理解しておきましょう
投資にはどんなリスクがあるの?
ゆーきっちゃん、投資をはじめる上で注意することありますか?
投資のリスクを知っておきましょう!主な投資のリスクは以下の4つです
投資のリスクは主に以下の4つです。難しい言葉ですが、簡単に解説していきますので安心して一つずつ確認していきましょう。
- 価格変動リスク
- カントリーリスク
- 信用リスク
- 流動性リスク
価格変動リスク
取引価格が上下に変動することで、投資している商品の価値が変動することで値下がりして、元本割れしてしまうかもしれません。
カントリーリスク
世界各国の政治・経済状態は非常に重要なため、災害や紛争等で、投資先の業績が悪化してしまう可能性があります。
信用リスク
国や会社が破綻してしまい、投資したお金が返ってこなくなるかもしれません。
流動性リスク
売りたいときに買い手が見つからず、自分が持っている資産を売れない可能性があります。
投資の利益は、リスクを取ることで得られることを覚えておきましょう
投資リスクを減らす3つの方法
投資リスクを抑えるポイントを簡単に教えてほしいです
ポイントを簡単に3つ教えます♪
複数の投資先に分散投資する
一つの投資先に資金をすべて投じてしまうとリスクが高まってしまうので、株や債券、異なる業種の株など値動きが異なる投資先に分散することで、全体の値動きの幅を小さくしましょう。
何度かに分けて購入
一度にすべてを購入するのではなく、何回かに分けて購入することで色々な価格で購入できるのでリスクを下げることができます。定期的な積立投資などして購入価格のリスク分散をしましょう。
長期で取り組む
長いスパンで見て、値下がりしたとしても価格が元に戻るまで待ちましょう。「米国株式における株式投資と年平均リターンの範囲」を見てみると投資期間が15年以上と長くなると誰一人損していない結果になっているデータがあります。
なるほど、分散投資で定期的に購入して長期で取り組むことが大切ですね
投資詐欺に注意!!
さ・・・詐欺ですか!?
投資の世界は、無知な人を騙そうとする人たちが多く存在するんです
上記の投資リスクを見てもわかると思いますが、どんな投資にも「絶対」はありません。冷静に考えてみれば、必ず儲かると分かっているものがあるならば、わざわざ他人に紹介せず、自分が買うのではないでしょうか。代表的な例をあげてみます。詐欺ではないかのチェックポイントにしてください。
- 「必ず儲かる・損はしない」
- 無登録業者
- 訪問、電話勧誘
- 「未公開株」「私募債」
- 「友人を紹介すれば配当が増える」
- 金融庁など公的機関の名をかたる
「必ず儲かる・損はしない」
株式は常に市場の中で、不確実性があるため様々な要因によって価格が変動します。「必ず儲かる」などを語って投資を勧誘することは、金融商品取引法で禁止されているんです。
つまり、「必ず儲かる・損はしない」で勧誘してくる業者は、それだけで法律に違反しているので詐欺であると考えて良いでしょう。
無登録業者
よくわからない会社名を名乗る業者はすべて疑ってください。金融商品を扱うには、一定の条件を満たした上で、内閣総理大臣の登録を受ける必要があります。怪しいと思った場合は、名前を聞き、折り返し連絡するようにしましょう。
訪問、電話勧誘
頼んでもいないのに「突然訪問・電話勧誘」する行為もまた、金融商品取引法で禁止されています。訪問勧誘や電話勧誘は詐欺と思い相手にするのはやめましょう。
「未公開株」「私募債」
一般的に、幅広い投資家に「未公開株」や「私募債」の取引の勧誘が行われることはまずありません。そもそも素人にそんなおいしい話は来ません。
「友人を紹介すれば配当が増える」
マルチ商法と呼ばれる金融詐欺ですので聞く耳を持ってはいけません。また、職場の先輩や友人に言われても信じてはいけません。先輩や友人に「カモ」にされているかもしれませんよ。
金融庁など公的機関の名をかたる
金融庁や公的機関が、特定の商品や事業に関する投資を勧誘すること絶対にありえません。公的機関が投資の勧誘を民間企業に委託することもありませんので注意しましょう。
このポイントに気を付けて投資詐欺から身を守ります
投資をする上でお金を守る力も大切な要素です
投資の神様に学ぶ投資の数字
投資の世界でも必ず「基準」が存在します。投資はすぐお金持ちになれるギャンブル的なイメージは捨てましょう。
投資をする上で知っておくべき重要なことは、「利回りの目安」です。利回りとは、投資した金額に対する利子も含めた年単位の収益の割合のことです。
1年でどのくらい値上がりするかの期待値になります
目安になる利回り一覧は以下を確認してください。
投資先 | 過去の年平均利回り(例) | |
国内株式型 | 国内の複数の株式に分散 | 3.5%程度 |
外国株式型 | 外国の複数の株式に分散 | 5%程度 |
国内債券型 | 国内の複数の債券に分散 | 2%程度 |
外国債券型 | 外国の複数の債券に分散 | 4%程度 |
資産分散型 (バランス型) | 国内株式・外国株式・国内債券 外国債券に分散 | 4%程度 |
見てわかると思いますが、外国株式型でも年平均利回りの期待値は5%程度です。100万円投資していたら1年で105万円になるってことですね。これは、目安になるため覚えておきましょう。
思ったより低いですね・・・友人は月利50%は固いって言ってましたよ
はっきり言います。それは「詐欺」です
投資の世界で「投資の神様」と称されるウォーレン・バフェットさんという方がいますが、投資の神様でさえ投資成績は年利約20%程度と言われています。世界のトップクラスでもこの数字ですから、年率50%は嘘と思っていいでしょう。
まとめ
投資はお金を大きく増やす可能性を秘めていますが、しっかりとリスクを理解し投資を始めましょう。また、大切な資産を減らさないように防御力を高めて「守る力」をつけてお金を天敵から堅守しましょう。
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