第22回 投資家の心理を数値化!!「RCI」をわかりやすく解説

チャート分析

RCIを知ろう

 「今の相場は上がりすぎなのかな?」「買い場なのかな?わからないよ〜」と悩んだらしたことありませんか?私は実際にトレードしてて高値で購入してしまって、その後に下落して損してしまう経験が多々ありました。そんなときに、使えるのが‥

『RCI』のテクニカル指標です!

 「日付」と「株価」それぞれに順位を付け、両者にどれだけの相関関係があるのかを数値化したものになりますが、このRCIは相場の過熱感を測り、現在の価格が割安か割高かを数値化で判断できてしまうテクニカル指標なんです!

 次からRCIの見方を見ていきましょう!優しく解説していくんで安心して読み進めてください。

RCIの見方

 まず、覚えて欲しいのが、中央値の0ラインを境に+0~+100%が上昇トレンド-0~-100%が下降トレンドになります。

 そして、ここが大切なんですがRCIが-80%以下で底値圏、+80%以上で高値圏と判断します。ようするに、「+80%以上になったから高値圏だな!注意しよう!」と警戒感を得るポイントになります!

 これを踏まえて、実際のチャートを使って『買いシグナル』と『売りシグナル』を勉強していきましょう。

買いシグナルを見極める

 買いのタイミングは簡単です!RCIが-80%以下まで下がった後に下向き(または横向き)から上向きに転じたら買いのサインです。マイナス圏で反発するタイミングを見逃さないようにするのがポイントです。下の図で見てみましょう!

 RCIを見てください!横向きから上向きに転じてから株価は上昇していますよね。

 私も実際にチャート分析に活用する場合は、横向きから上向きになるタイミングを狙い実際にトレードをしています。

売りシグナルを見極める

 売りシグナルは買いシグナルの逆です。RCIが+80%以上まで上昇した後に上向き(または横向き)から下向きに転じたら売りのサインです。下の図で見てみましょう!

 これも、下向きに転じてから株価は下落していますよね!

 「これを見れば、勝てそうだ。」そう思ったあなた!注意すべきことがあります!実はRCIが機能しづらい環境があります。

 実際にトレードをするときは、横向きから下向きになった場合は、取引をしないでチャートの動向を見極めて、次の買い時まで引き付けてトレードするように心掛けています。

RCIの注意ポイント

 RCIは株価がレンジ相場(ボックス相場)になると、高値圏や安値圏に到達することなく、小刻みに動く性質をもっています!
そのためRCIの動きが頻繁に傾きが変わるような状況では株価の動向が掴みづらい為、チャート分析で活用するのは控えたほうがいいです。

 私が活用する上で1番注意しているのは、『完璧に自分の買い時に合致していなければ取引しない』ことです。『まぁいいか』は命取りですし、勝てる可能性は低くなります。

 RCIの状態を参考に取引しようとしているなら、レンジ相場の銘柄でRCIが有能活用できないのに『このぐらいならいいか』と無闇にトレードに参加しないことです。

 その銘柄の方向性がはっきりと見えたときか、他の銘柄を探して勝利を上げていきましょう。

RCIの設定

  • 日足   9日 13日 26日
  • 週足   9週 13週 26週
  • 月足   9ヶ月 13ヶ月 26ヶ月

 基本の設定はこの通りとなってます参考にしてください。

まとめ

 「まって、RSIと似てませんか?」と思った方もいるでしょう。RCIは、RSIより曲線が滑らかで傾きによって株価の方向性が判断できるのでトレンドを見極めるのに活用しやすいと思います!

 最後にRCIのポイントをまとめておきましょう!

  • +0~+100%が上昇トレンド
  • -0~-100%が下降トレンド
  • -80%以下で底値圏、+80%以上で高値圏
  • -80%以下まで下がった後に下向き(または横向き)から上向きに転じたら買いのサイン
  • +80%以上まで上昇した後に上向き(または横向き)から下向きに転じたら売りのサイン

 以上!RCIを活用して、高値掴みをなるべく減らしましょう。

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