ブログ「マネサピ」を運営しています、『ゆーきっちゃん』です。今、何かと話題の金利ですが、金利を知ることは重要です。金利は金融市場における「カナリア」であるため、まだ表面化していない景気の変調を教えてくれる存在です。「金利」をしって投資の生産性を向上させましょう♪
3つの金利とは
3つの金利とは以下の3点です
- 政策金利
- 10年国債利回り
- 社債利回り
難しいそう、、
わかりやすく説明していくので、安心してください♪
政策金利
金利には「短期金利」と「長期金利」があります。この、政策金利は「短期金利」の一つです。
『政策金利(短期金利)』とは、中央銀行が金融政策によって市場を導く目標となる基準金利のことです。つまり、中央銀行が一般の銀行に融資をするときに、受け取る金利のことです。
金融政策
金融政策とは、中央銀行が景気を安定して拡大させるために政策金利を変更して、世の中に出回るお金の量を調節することです。
中央銀行は景気が良い時は「政策金利を上げて通貨供給量を減らす」逆に景気が悪くなると「政策金利を下げて通貨供給量を増やす」行為をして安定させようとします。
この政策金利を引き上げることを『利上げ=金融引き締め』引き下げることを『利下げ=金融緩和』といいます。
政策金利は、金融政策の影響を大きく受けるんですね
預金やローン
私達の生活にも政策金利は影響を与えています。例えば、預金やローンの利率は政策金利の影響を受けて利率が上下します。
実は、日常生活でも金融政策の影響うけているんです
景気 | 政策金利 | 通貨供給量 | ローン/預金利率 |
景気良い | ↑ | ↓(減) | ↑ |
景気悪い | ↓ | ↑(増) | ↓ |
10年国債利回り
債券とは、国や企業が期間や利率を決めて投資家から資金を調達するために発行するものです。
10年国債とは国が10年間利率を決めて発行する債券のことです
因みに、短期金利は「期間が1年未満のもの」に対して長期金利は「期間が1年以上のもの」を指します。
10年国債利回りとは
債券市場における10年国債(長期金利)を市場で購入し、満期まで保有し続けた場合の1年あたりの利回り(%)のことです。
10年国債利回りは、長期資金(住宅ローン)の需要と供給や、景気の影響を大きく受けます。
10年国債(長期金利)が上昇すると利子が増えるため借金の大きい企業や個人は、金利負担が増えると返済に苦しくなります。そのため、個人は住宅購入・企業は借金をして設備投資することができなくなるため企業の成長性は鈍化してしまい景気が後退する可能性が高まります。
社債利回り
社債?国債と違うんですか?
難しくないので、2つの違いを見ていきましょう
「国債」は、国が発行する債券であるのに対して、「社債」とは企業が発行する債券のことです。
「社債利回り」とは、債券市場における社債の流通利回りのことで、企業が資金調達をする場合のコストになります。
企業ごとに社債は発行されます
企業による流通利回りの差
企業ごとに発行している債券の流通利回りの差はその企業の「信用力」の差になります。「信用力」とは、満期が来たら確実に返済ができるのか、利息を支払えるか返済能力のことです。
信用力=返済(支払)能力なんですね
企業の信用力が社債利回りに影響します
信用力でみると、企業より国のほうが信用があるので、国債利回りは社債利回りよりも低くなります。
発行体 | 信用力 | 流通利回り |
国 | ◎(高) | △(低) |
企業1 | ◎(高) | △(低) |
企業2 | △(低) | ◎(高) |
つまり、信用力がない企業は流通利回りを高くして社債を買ってもらわないといけません。国や企業の長期的な債務の返済能力によって社債や国債の利回りは決まっていきます。
まとめ
3つの違いはお分かり頂けたでしょうか?3つの金利を知ることで国や企業の景気動向を掴めます。つまり、「金利」を先読みすることで投資の生産性を向上することが可能になりますので覚えておきましょう♪
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