第14回 株式トレードの超基本!必ず抑えたい移動平均線を簡単解説

チャート分析

移動平均線って何?

 移動平均線とは、過去の『ある一定の期間』の株価終値の平均値を日々算出して、折れ線グラフにしたものです。

 移動平均線には、短期移動平均線短中期移動平均線中期移動平均線の3種類があります。一般的にこの3つの移動平均線に使われる値は以下の通りです。

一般的によく使用される移動平均線

  • 日足: 5日  25日  75日
  • 週足:13週  26週  52週
  • 月足:12ヶ月 24ヶ月 60ヶ月

簡単な見方として、、、

 移動平均線が右肩上がりなら上昇トレンド、右肩下がりなら下落トレンドになります。

 

移動平均線でトレンドラインを掴む

 移動平均線の売買シグナルとして有名なのが「ゴールデンクロス」と「デッドクロス」です。

ゴールデンクロス

 期間の短い移動平均線(黄色)が長い平均線(赤・緑)を下から上へ追い越す

トレンドは上昇局面へ

デットクロス

 期間の短い移動平均(黄色)が長い平均線(赤・緑)を上から下に突き抜ける

トレンドは下落局面へ

 

わかりやすい3つのトレンド

移動平均線右肩上がり

強気トレンド

 3本の移動平均線が右肩上がりで株価も、移動平均線の上にあります。株価が移動平均線の上にある場合は、強気トレンドですので、移動平均線に沿って上昇しています。

 実際に私がトレードする時に移動平均線はよく活用していています。上の図の購入ポイントはどこかわかりますか?

 私なら、移動平均線を一旦割り込み再度上に、抜けていくタイミングで購入します。そして、売るタイミングは次の移動平均線を割り込むポイントで売却します。そうすれば、焦らず利益をゆっくりと伸ばしていく事が可能になります。

 移動平均線に近づくと反発して上に膨らもうとしていますよね。株価は、移動平均線が上向きであれば上に膨らもうとする性質があることを覚えておきましょう!

移動平均線右肩下がり

弱気トレンド

 3本の移動平均線が右肩下がりで、株価が移動平均線より下にあります。株価も移動平均線に沿って下落してしまっています。

 では、逆にこのチャートパターンなら売買のポイントはどう考えますか?移動平均線が下向きだと株価は移動平均線に対して下に膨らむ性質があります。

 この場合だと、買い判断は非常に難しいです。株価が上昇してきたからと、安易に買いを入れるとその後、ズルズルと下がっていき損失が大きく膨らむ危険性があります。

 空売りができれば下落した分利益を得ることができますが、基本的には買いを見送り、他の銘柄を選定して売買した方が勝率は上がると思います。

移動平均線が水平

もみ合い(様子見)トレンド

 横ばいは、方向感のないもみあい局面です。上か下どちらかにいく準備をしています。 

「ボックス相場」「レンジ相場」になりやすく、ある一定の幅で上がったり下がったりを繰り返します。

 

まとめ

 私は、実際にトレードするときに移動平均線の向きを大切にしています。方向性は上なのか、下なのか?

 移動平均線の性質をしればトレードの売買ポイントも見えてきます。移動平均線が上向きであれば、株価は移動平均線に対して上に膨らもうとする性質があります。

 逆に移動平均線が下向きであれば株価は移動平均線に対して下に膨らもうとする性質があります。

 移動平均は、トレンドの大きい流れを掴む為には必須の知識です。この解説を参加に、チャートに触れてみて移動平均線ってこんな感じなんだと実際にみてみましょう!

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